ドンマイ

『あねとあなた』さんの作品

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『しろちゃんとくろちゃんの…』

作 あねとあなた

くろちゃんは二年生になって少女漫画を見始めました。

ドキドキします。
なぜなら漫画の女の子達はキスをするからです。
くろちゃんはキスってどんな感じ?
と思っているとしろちゃんがやって来て
「くろちゃん何読んでるの?」

しろちゃんともし…
ぶんぶん頭を振りました。
“小学生はキスはだめだめ”
(でも・・・)
と、くろちゃんが思っている最中にしろちゃんが
「あっ、チューしてる。女の子の漫画H」
と言いました。

それを聞いたくろちゃんは真っ赤になって
「しろちゃんのガキ」
しろちゃんはむくれながら
「くろちゃんがHなのが悪いの」
二人ともぷんぷん

しろちゃんはくろちゃんが言った
“ガキ”を思い出しました。お父さんはよく
「男はガキだから」
と言います。
なんで男はガキなの?

そのころくろちゃんは
「しろちゃんにHって言われた。恥ずかしかった。どうしてキスはHなの?」

おやつの時間になりました。
ふたりはキッチンに行きました。
「ねえー」
二人同時に言いました。
そして、どうしてだろうねと話しました。

くろちゃんが言います。
「あのね。男の子におっぱいがないからなんだって。ママが言ってた」

おっぱい!
ふかふかで柔らか思わずしろちゃんは考えました。
くろちゃんも大人になったら・・・
“ポッポッ”
しろちゃんのほっぺはトマトみたいに赤くなりました。
くろちゃんはにんまり
「しろちゃんのH」
って言いました。

「え・・・」
くろちゃんはしろちゃんの声をさえぎって
「おっぱいにキスするの考えたでしょ?」
しろちゃんはびっくり。だけど思いっきり
「ちがーう!」
と言いました。

でもくろちゃんは片目をつぶって
「でも赤ちゃんの頃、お母さんのおっぱい飲んでるでしょ?」
再びしろちゃんはポッポッポッポッ。
「ほら、しろちゃんもキスするの好きなのよ」
しろちゃんは考え込んでしまいました。

――
しろちゃんはつぶやきました。
「ってことは・・・」
そして少し照れた声で
「Hってハッピーなのかな?」

くろちゃんがドキン
“Hはハッピー”
くろちゃんもほっぺをポッポッとさせて
今度はしろちゃんがどっきん。

「恥ずかしい。だめだよチューは」
くろちゃんはがっかり。
(だけど、しろちゃんと結婚するときはキスするからね)


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