精神医療相談室ドンマイ

『ファルコン』さんの闘病記

※無断転載はお断りいたします。

ファルコン

家でも会社でも居場所がなかった。仕事が忙しく、休まる場所がなく、うつ状態になり自殺未遂をした。結婚もして家族もいた。 実父と妻に連れられて精神科病院へ受診。うつ病と診断されて、入院の必要性があるほど状況は切迫していた。

入院当初は孤独感が強かった。だんだん慣れてくると友だちができるくらい居心地がよくなり、長期入院した。しかし、ドクターとトラブルになり、退院した。

退院した後、広場が怖くなり博多駅等人が多いところにいると過呼吸になるため居られない。 スーパー等に行くと頭が混乱し考えがまとまらなくなり、 買い物ができない。家にいると外が暗闇のように感じて出ることができない。 やっとの思いで外に出ると今度は家に帰るのが怖くなるという症状が出た。

地域活動支援センターへ通うようになり、同じ病気や悩みを抱えた人がいて、趣味の話等をしていくうちに状態が安定していった。 生活リズムをつくる上でも、だいぶ助けられた。通っていくうちに様々な人と知り合いになり、その中には私を頼ってくる人もいた。 人から頼られると、人の役に立っているという喜びから自分が元気になり、心が穏やかになった。 地域活動支援センターに通うようになって、人とのコミュニケーションの大切さを知った。 一人で家に閉じこもったままだと気付かなかったし、よくならなかったかもしれない。

今は、一人で食事をするより、みんなで食事をとりたいと思うようになった。 病気と闘える力にもなったし、どういうときに苦しくなるのか、また薬について、ドクターとの関わり方など病気や自分について知るきっかけを得ることができた。

仲良くなれば病人同士が恋愛関係に発展することもある。共倒れするケースもあるが、同じ苦労、良さを認め合うことでプラスに変わることもあるのではないかと私は思う。

地域活動支援センターのような集団は良い面と悪い面がある。苦しみにあったから人にやさしくできる人もいる。しかし、自分中心に考えてしまう人もいる。 そんな人が一人でもいると、負の連鎖から抜け出せなくなる。負が負を呼ぶ。ガン細胞のように全体に広がり全体が体調を崩す。 避けて通ろうとすると、家に閉じこもることになる。そんなときどうすればいいのか。私は、相手の良いところを見るようにした。そうすると楽に接することができた。 接し方が変われば相手も変わる。悪い方に取るのではなく、良い方に取ることを心がけている。人からの言葉や態度に敏感に反応していて苦しんでいる人をよく見かける。 ほんの少し捉え方を変えれば変わることもある。

地域活動支援センターのスタッフや利用者に話をすることで自分の考えに整理がつく。相談できる人が必要だなと感じた。 こうして手記にまとめることで、自分を見つめ直すことができてよかった。


※ファルコンさんはドンマイのブログにも闘病に関する記事を載せています。
併せてご覧ください。闘病記(ファルコン)


ページ上部へ↑